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新車と中古車はどちらが経済的に得なのか?

新車がいいのか、中古車が得なのか。

ここでは新車を買う満足感を別にして、出費の安さだけで比較します。

まず言えることは新車か中古車かで言えば、大抵は中古車が得です。
なぜ中古車が流通しているかといえば、安く買っても、けっこう長く乗ることができるからです。

 

今の日本の車は丈夫で長持ちするので、新車から20年近く乗れる車が多いのです。
走行距離も昔は10万キロでへたっていましたが、現在の車は20万キロ以上走れる車が多いようです。

 

だから購入時に10年落ちの中古車であっても購入してから5年くらい余裕で乗れることが多く、場合によっては10年近くもちます。

 

新車を10年乗って売却しようとしても、価値がゼロに近くなっていることがありますから、中古で買って10年もたせられれば、中古のほうが断然安く乗れたことになります。

たとえば300万の新車が10年で売却しようとしたら査定がゼロ円だとすれば、300万円プラス税金・車検代がかかっている計算になります。

 

これに対して、80万円の中古車を5年ごとに乗りつぶして買い換えても、10年で160万円プラス税金・車検代ですので、上記のような300万の新車より140万円安くすませられたことになります。


もし、5年ではなく10年もたせられれば、さらに80万円が浮きます。そんなに乗れるのか、と思うかもしれませんが、日本車にはそういう丈夫な車が多いのです。

 

つまり新車でも中古車でも乗りつぶすつもりで長く乗るのが経済的ということになります。


新車か中古車かでいえば、新車を10年乗るよりも中古車を乗りつぶすまで乗るのが安くて経済的な場合が多いということになります。

 

新車は買った瞬間に2割くらい値段が下がることがざらにあり、毎年1割くらい価値が下がっていきます。なので300万の新車は4年くらいで半値くらいになることもあるということです。


中古車は乗りつぶすつもりであれば、価値は買った瞬間にゼロでもいいということなので、長く乗れば乗るほど、得をします。

 

実際に中古車はもともと買い取り価格が低めの車が多く、買ってすぐに売るとしても値段が半値以下ということがありますが、これは買取ってからの流通経路に理由があります。


買い取られてからの車の流れは、買取業者→中古車業者間オークション→中古車ショップ→お客様の順に流れるため、それぞれ利益が乗せられていくため、逆算すると、買ってすぐ売っても数十万円の値落ちをします。たとえば80万円で買った中古車をすぐに売却しても20~40万円になるような感じですね。差額は40~60万円にもなります。

 

これに対し、300万の新車は買ってすぐ売った場合は2割ダウンの240万円くらいで売れますので価値としては8割くらいですが、流通経路は上記の流れと同じなので、差額そのものは60万円となり、中古車を買ってすぐ売った場合と数字は大差ないことがわかります。

 

そして10年経過後はどちらも価値がゼロ円とした場合、新車を購入した場合の出費の方がはるかに多くなることがわかります。

 

途中でお金のかかる故障があったとしても、ほとんどの場合で中古車の出費の方が安くなります。

 

新車の良さは所有する満足感など、当然ですがたくさんありますので、あくまでも出費の安さで比較してみました。

 

ただし、中古車には手入れのされ方に差があり、程度の良い中古車を選びましょう。
(中古車の程度のよさを見分ける方法については別途書かせていただきます。)

 

ということで、新車と中古車はどちらが経済的に得なのか?についてでした。