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日産リーフのバッテリーの耐久性はどうなのか?交換費用は?

日産リーフ(の新車)が月額固定2,000円の充電設備の使用料で乗り放題(キャンペーン名称は旅ホーダイ)、つまり月額2,000円だけで電気代がほかにかからないというキャンペーンをやっています。

しかも2017年1月現在は、この月額2,000円を2年間無料のキャンペーンをやっています。この魅力的に思えるキャンペーンについては前の記事「日産リーフの月額2000円乗り放題プランのメリット・デメリット」でも書きましたが、たしかにこれは電気代の維持費が2年間ゼロ円でそれ以降は年間2万円台という安さが魅力なのですが、時間に余裕のある人向けのプランということでした。

 

このキャンペーンを利用しない場合でも、自宅に充電設備のある場合は、月間1,000km走行する場合の夜間電力の充電代がやはり月額2,000円前後という人が多いようです。

 

このように維持費のうち、燃料代に相当する電気代が安いのが電気自動車の魅力ですが、バッテリーの耐久性が重要です。バッテリーの交換が必要になったらどうするのでしょうか。

 

バッテリー交換費用は60万円!

正式なアナウンスはなかなか見つかりませんでしたが、ネット上の情報を信じるなら、バッテリーの交換費用は約60万円ということです。

バッテリー交換した車検の請求額が80万円という情報もあり、このバッテリー交換をする場合には車検代も60万円プラスアルファで80万円と高額になってしまうということもあるようです。

これは非常に非現実的な高額さであり、これほどの出費に備えられるというユーザーは少ないのではないでしょうか

 

バッテリー交換は基本はしないで済む

このような莫大な出費はユーザーが困るわけで、二度と電気自動車を買わなくなってしまうでしょう。なので基本的にはバッテリーには長期保証がついていますのでひとまずは安心です。

 

バッテリーの長期保証(参照:日産のサイト「日産リーフ LEAF 保証について」より)

・30kWh駆動用のバッテリー:8年または16万kmのどちらか早い方
・24kWh駆動用のバッテリー:5年または10万kmのどちらか早い方

上記の保証があります。このどちらか早い方で劣化した状態を回復するとしています。

このように長期の保証となっています。

 

詳細は上記の日産のサイトから引用しますと、

『本保証は「30kWh駆動用バッテリー搭載車」の場合、正常な使用条件下において新車登録から8年間または走行距離160,000kmまでのどちらか早い方において、ツインデジタルメーターのリチウムイオンバッテリー容量計が9セグメントを割り込んだ(=8セグメントになった)場合に、修理や部品交換を行い9セグメント以上へ復帰することを保証しています。「24kWh駆動用バッテリー搭載車」の場合は、5年間または走行距離100,000kmまでのどちらか早い方の保証となります。』

となっています。

 

このバッテリーの説明はわかりにくいので、簡単に言いますと、新品のバッテリーの容量は12セグメントあり、8セグに劣化したら9セグに修理しますということです。

バッテリーが劣化すると、走行できる距離が縮むので、容量を回復して長距離走れるように直しますよ、という意味です。

 

この詳細な保証内容については批判もあるようですが、とりあえず長期の保証はあるということです。

 

詳しく調べると不安な人はますます不安になるような情報が出てきますが、新車で買ったユーザーのレビューは、バッテリーの不安はあるものの、それ以外は素晴らしい車ですという意見もあります。

この辺をどうとらえるかは個人の判断になりますが、保証があって、数万人のユーザーが乗っているのがリーフという車ということです。


電気自動車の中古車はどうなのか?

それでは、電気代が安いのが魅力な電気自動車ですが、中古車として購入を検討するのはどうなのかということを考えてみます。

 

これは上記のバッテリー保証の内容が非常に重要な意味を持ってきます。

新車で購入した場合は上記のように大型バッテリーのリーフなら8年・16万kmもの長期保証が受けられるので、ほぼ乗りつぶすまで使えるということになります。

 

できれば10年保証がほしいところですが、年間の走行距離が多い人ほど保証の恩恵を受けて安心して乗れるのではないでしょうか。

年間3万km~4万km走るという人の意見を見ましたが、18万km走ってもバッテリーが一度も8セグにはなっていないというレビューもありました。

 

なので、よほどのひどい使われ方をされていなければ、それほど心配はないということになりそうですが、これはあくまでも新車の保証が長期なのであって、中古では、おすすめできないと思います。

 

上記のように新車からの保証が5年・10万kmか8年・16万kmなので、中古車の年式と走行距離は現状で出回っている中古車では保証が切れるぎりぎりの車が多いはずです。

 

つまり結論は、新車ならいいが中古車としてはリスクが大きいのがリーフの中古車ということになります。バッテリーの保証が切れたら莫大な出費になるかもしれないということです。

 

まだあまりそういったレビューはないものの、中古車は要注意だといえるでしょう。

リーフは新車で買うならユーザーレビューも良い車ですが、中古車だけは要注意ということになります。

 

ということで、「日産リーフのバッテリーの耐久性はどうなのか?交換費用は?」についてでした。