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中古車の買い替えでお買い得な車の見つけ方9「維持費が安いのはコンパクトカーか軽自動車か」

車を買い替えるとき、維持費の安い車を探すと決めた場合に、比較対象となるのは軽自動車かコンパクトカーで比較するという方が多いのではないでしょうか。

ある中古車ショップの方から聞いた話では、ミニバンを除いた排気量が大きめの普通車があまり売れないとのことです。それに対してコンパクトカーやミニバンはそれなりに売れ、軽自動車はかなり売れるということです

。売れているということは、それなりに理由があるはずです。軽自動車の人気の理由はやはり維持費が安いということですが、ここでいくらくらいの差があるのか、比較してみましょう。

 

比較対象はコンパクトカー

軽自動車を選ぶ理由が維持費の安さなのであれば、維持費が普通車の中でも安いコンパクトカーとの比較をしてみます。

というのは、排気量の大きい車と軽自動車で迷うことは少ないのではないかということです。

排気量の大きい大型の車はそれなりに維持費が高いことは誰もがわかっているからです。

燃費の良いコンパクトカーと比較して、燃費のさらに良い軽自動車のほうが維持費が安いのは計算しなくてもある程度予想がつきます。それではどのくらい維持費が安いのかを計算してみました。

 

軽自動車のほうが維持費が安いもの

自動車税:軽が10,800円、コンパクトが34,500円で23,700円の差があります。ここでまず大きな差が出ました。自動車税は一括払いなので毎年5月に痛い出費のひとつですね。

 

重量税:これ以降は2年に一度のものは年額に計算しなおしていきます。年額で比較すると、軽が4,100円、コンパクトが11,250円で、7,150円の差がつきます。車検のときに支払う税金ですね。

 

ガソリン代:燃費性能の差がそれほど大きな差ではない軽とコンパクトカーですが、軽の中には燃費の良い車種はリッター37kmなんていうのもありますからハイブリッドでもなければ軽自動車に軍配があがるケースが多いでしょう。それでも2倍の差にはならないと仮定して年間1万km走る場合で1万円~3万円の差になります。アバウトで恐縮ですが、真ん中をとって2万円の差ということにします。

 

車検代:自分で車検を受けるユーザー車検なら差は少ないですが、車検専門店やディーラーなどでは軽のほうが安い傾向があります。やや比較が難しい項目ではありますがここでは年間で5,000円の差とします。

 

以上の差額の合計差がある項目だけの合計が55,850円になりました。これは毎年これだけの差があるので、少なくない差額ではないでしょうか。


比較が難しい項目

任意保険:年齢や割引率が個人によって違い、また車両保険をつける・つけないで大きく違いますので比較が難しいですが、それでも同じ契約内容では年額5,000円~10,000円くらい軽が安いでしょう。個人により差額が大きく異なりますので比較から除外します。

 

タイヤ代:タイヤの交換で一般的には国産タイヤで比較すると軽のほうが安いですが、コンパクトカー向けのタイヤも最近は外国産のものなどで選択すれば安くなっています。外国産のタイヤについてはその性能について賛否が分かれますのでここでは比較から除外します。ただ、国産タイヤで比較すれば軽のタイヤが安いということは言えます。

 

その他の維持費はあまり変わらない

軽自動車でもコンパクトカーでもあまり変わらない維持費は以下のようなものです。

 

自賠責保険:軽が13,185円、コンパクトが13,920円で、年間数百円の差なのであまり差があるとはいえません。

 

駐車場代:車種に関係なく、同じですね。ただ、車の維持費のうちでも、かなり大きい金額を年間払うのが駐車場代になります。


まとめ:年間5~6万円の差は大きいといえるでしょう

仮に車両本体価格が同じとして考えると、軽自動車の年間維持費は5~6万円安いと出ました。やはりコンパクトカーより軽自動車のほうが維持費は安いようです

この差が毎年続くとなると、10年で50~60万円の差が出ます。これは大きな差ではないでしょうか。やはり軽自動車が維持費は安いということになりそうです。

 

車両本体価格が違ったり、燃費性能がそれほど良くない軽自動車もありますので、いちがいには言えませんが、やはり軽自動車の維持費は安い傾向があるようです。(あくまでも軽自動車のイメージどおりの燃費の良い車種を選んだ場合です。)

 

ということで、中古車の買い替えでお買い得な車の見つけ方9「維持費が安いのはコンパクトカーか軽自動車か」についてでした。