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中古車の買い替えでお買い得な車の見つけ方2「年式とモデルチェンジ」

中古車に買い替えるとき、安くて程度の良い中古車を選ぶ方法のひとつに年式とモデルチェンジに注目する方法があります。

 

年式には高年式と低年式がある

年式には2017年式(平成29年式)、2010年式(平成22年式)のように西暦や平成何年に作られたかで何年式と呼びます。

数字が大きい=数字が高い=高年式で、より新しい車のことをさします。逆に、数字が小さい=数字が低い=低年式で、より古い車をさします。

単純に中古車は新しい高年式の車ほど人気があり、値段も高く、お買い得な車というものは少なくなります。

反対に、低年式の上質な車を選ぶことができれば、年式のわりに程度の良いお買い得な車に出会える可能性が高まります。

 

中古車の買い替えでお買い得な車の見つけ方1「走行距離が多めの車」でも書きましたが、走行距離が高年式でも多めの車を狙う方法があります。つまり、5年目の車が標準で5万km前後の走行距離とすれば、5年目なのに13万kmくらい走っている多走行車の中には程度が良い車もあるということでした。


ここでは、その逆を狙います。低年式の車で、走行距離の少なめな車の中から程度の良い車を見つけるということです。たとえば10年目の車が標準で10万km走行するとして、5万kmしか走っていないような車を狙います。

10年で5万km程度ということは、通常の半分程度しか乗られていないことになり、まだまだ長く乗れる可能性が高くなります。しかも10年前の古いモデルになるため、人気も低く安く買えるでしょう。日本の車は年々、性能が向上しているため、メンテナンスさえよく手入れされていれば20年くらい乗れる車が多くなっています。距離も20万kmくらい乗れる車が多いことから、10年で5万kmというのはまだまだこれからの車と言えるでしょう。

 

ここで注意点は、あまりにも走行距離が短い車は放置されていた車の可能性がありますので、状態を良く見たほうが良いということです。車は頻繁に動かし続けてメンテナンスをきちんと継続的にしてあれば長持ちしますが、放置期間が長いとたまに動かしたときに不具合が発生することがあります。なので10年で1万km以下のような極端に走っていない車は安くても注意が必要です。もちろん近場の移動で頻繁に使われて、メンテナンスも定期的にされていれば問題なく狙い目となります。

 

モデルチェンジ後は旧型の価格が下がる

車種によって数年ごとに新型車が出てモデルチェンジがされる周期があります。

メーカーは常に新型車を開発して熟成を続けているので、あるタイミングで新しい技術を盛り込んだ新型車を発表し、モデルチェンジを行います。

モデルチェンジがされると、新型車は性能が上がり、人気となります。以前のモデルは旧型となり、買い替える人が増えるため、旧型が中古車として大量に出回り、旧型の中古車相場が下がります。

2世代以上前のモデルも同様にさらに下がります。ここで旧型が安くなっているのでお買い得感が出てきます。

 

今ほしい車種の中古車がある場合でも、もしモデルチェンジが近いようであれば、モデルチェンジまで待つと相場が下がるので、買い替えを急ぐ理由が特に無い場合は、モデルチェンジを待ってみるのも手です。

 

モデルチェンジにはマイナーチェンジとフルモデルチェンジがある

モデルチェンジには2つあり、小規模な改良のマイナーチェンジと、全面改良の新型を出すフルモデルチェンジがあります。マイナーチェンジでは外観もそれほど大幅な変更がないので人気もそれほど大幅に下がることはありません。ただ、小規模な改良があるので、性能や装備がアップしていることがあり、旧型のモデルの中でも狙い目はマイナーチェンジ後の「後期型」が狙い目です。


フルモデルチェンジの方が、大きく車の外観も変わり、旧型の価格の下落幅も多めになります。カーセンサーnetなどで調べると、フルモデルチェンジの時期も何年の何月にフルモデルチェンジがあったか記載されています。また、写真を見ればフルモデルチェンジごとに車の外観が大きく変化していることがわかります。少しでも新型に乗りたいのが人情というものですので、逆にその人気の落ちる旧型を狙うのがお買い得車を見つけるには良い手段となります。

ということで、中古車の買い替えでお買い得な車の見つけ方2「年式とモデルチェンジ」についてでした。